【正真正銘の最強へ】WBSS決勝 井上尚哉VSノニト・ドネア~見る前に知っておきたいこと…

ボクシング

11月7日、いよいよ約一か月後に迫ったWBSS決勝・井上尚弥VSノニト・ドネア、正真正銘の真のチャンピオンが決まる大一番です。

その一戦をより楽しく見るために、この記事では「知っておいたらより試合を楽しめる」ポイントをいくつかピックアップしてまとめてみました!

  • そもそもWBSSってどんな大会?
  • 最強・井上尚哉のえぐい戦績
  • レジェンドと呼ばれるノニト・ドネアの輝かしい戦績
  • 試合はどうなる?伝説を作るか、それとも…・・・

そもそもWBSSってどんな大会?

まず、WBSSという大会がどんな大会なのか知っておかなければならないでしょう。

WBSSというのは、「World Boxing Super Series」の略であり、1つの階級につき4つある団体(WBA・WBO・WBC・IBF)で最強を決める大会です。

いままでは4つの団体それぞれがルールが微妙に違い、大人の事情もあり1つの階級につき4人のチャンピオンが存在していたので、本当に強い奴は誰なのか?本当の意味で真のチャンピオンが存在していませんでした。

しかしそんなモヤモヤを、プロモーターのリチャード・シェイファーとカル・ザワーランドが取っ払い、真のチャンピオンを決めるWBSSという大会を立ち上げたのです。

出場選手は、チャンピオンを含めまず4団体16名を選出しそこからさらに実績・実力者8名を厳選した選手たちで行われます。

トーナメント方式で3回勝と優勝、すなわち4団体すべてのベルトを奪うことができ、ファイトマネーも計5000万ドルに達し、優勝者には加えてモハメド・アリ・トロフィーが与えられます。

また、影響力も大きく、シーズン1で見事優勝したオレクサンドル・ウシク選手はPFP(パウンドフォーパウンド)でトップ5入りを果たし、名を世界に知らしめました。

まさに、世界最高レベルの最強を決める大会なのです。

最強・井上尚弥のえぐい戦績

プロデビューから無配を維持し、KO率は脅威の90%越えです。

19戦:19勝0敗(17KO)KO率約90%

アマチュア時代には史上初の7冠を達成した井上選手ですが、プロに入っても勢いは止まりませんでした。

【ライトフライ級】

デビュー戦でKO勝ちを収めると、4戦目では後に名チャンピオンとなる田口良一選手を圧倒し、キャリアで2回しかない判定勝ちを収め、6戦目には早くも世界タイトルを獲得し、世界チャンピオンとなります。

【スーパーフライ級】

階級を挙げた、スーパーフライ級ではこの階級の伝説的なボクサーのナルバエス選手を見事2RKOで破り2階級制覇を果たします。

ナルバエス選手はキャリア通算27度の防衛(日本記録は具志堅用高選手の13回)を誇り、47戦して負けたのはドネア戦での判定負けの一回で、プロになってからダウンすらしたこともありませんでした。

そんなナルバエス選手を、2Rで4回のダウンを奪いKO勝ちし2階級制覇、世界中のボクシングファンに衝撃を与えました。

【怪物 井上尚弥】2階級制覇 VSナルバエス

バンダム級

スーパーフライ級では敵なしだった井上選手は、より強い選手と戦うため、階級を上げバンダム級へと舞台を移します。

自分の適性体重に近いバンダム級へと移した井上選手は、今まで以上のパワー・スピードを手にしより怪物へと進化します。

バンダム級タイトルマッチでは、亀田3兄弟で実力NO1の亀田和毅選手を2度破った実力者のマクドネル選手と戦いました。

階級を挙げたばかりで、実績もある手ごわい相手なので多少の苦戦が予想されましたが、結果は1RKO。相手を粉砕し、3階級チャンピオンとなります。

その試合もあり、WBSSの出場権を獲得した井上選手はその1回戦で元WBAスーパー王者のファンカルロス・パヤノ選手と対戦し、僅か70秒で綺麗なワンツーを打ち込みKO勝ちを収めます。

そして、準決勝事実上の決勝戦と呼ばれたVSエマヌエル・ロドリゲス戦でも怪物井上選手は、その圧倒的な力を見せつけます。

1Rは互いにパンチを繰り出しますが決定打は出ず、また、今までとは違いロドリゲス選手が前に出てプレッシャーをかけどちらかといえばロドリゲス選手の方が主導権を握っている展開で、苦戦を予想させました。

しかし、それを見て接近戦へとスタイルを変え、左フックのカウンター・ボディ2発で計3度のダウンを奪い2R1分19秒でTKO勝ちを収めるのです。

井上尚弥 vs ロドリゲス【ハイライト/解説] [ボクシング WBSS] Naoya Inoue vs emmanuel rodriguez

今までで最強の相手を言われたロドリゲス選手でさえ、2R持つことが出来ずに敗れてしまい、まともに戦える相手をいるのか?と思わせるほど圧倒的な勝利でした。

そして、決勝にノニト・ドネア選手との対戦を残すこととなります。

レジェンドと呼ばれるノニト・ドネアの輝かしい戦績

間違いなく、創ってきた記録・実績共に過去最大の相手といえるのがこの「フィリピンの閃光」ともいわれる決勝の相手ノニト・ドネア選手でしょう。

全階級の中で、長いボクシングの歴史の中で7人しか達成していない5階級制覇をこのドネア選手は成し遂げているまさに伝説的な選手です。そして、プロのキャリア(試合数)も多く数々の猛者と戦ってきた中で年齢のこともあり、負けはありますがそれでもすさまじい実績です。

45戦:40勝5敗(26KO) KO率65%

そして、数々の名勝負があるドネア選手ですが、その中でもターニングポイントなった試合をいくつかご紹介していきます。

【フライ級】

ドネア自身初のタイトルマッチとなったこの試合、相手は28戦無敗のダルチニアン選手でこの階級の実力者でしたが、ドネア選手は代名詞の左のカウンターで衝撃の5RTKO勝利を収めます。

この試合は権威のあるリング誌が選ぶ「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれ、世界にドネア選手の名前が知れ渡っていきます。

ノニト・ドネア VS ビッグ・ダルチニアン 初戦

【バンダム級】

そして、S・フライ級とバンダム級のタイトルを獲得し勢いに乗っていたドネア選手は、その当時無敗でのちに井上選手とも戦う事となるナルバエス選手と防衛線で対決し判定勝ちでナルバエス選手にとってキャリア初の負けを付けます。

ナルバエス選手の長いキャリアの中で、唯一負けた2戦が今回決勝で戦うこととなる、ドネア選手と井上選手というのは何とも皮肉なことです。

そして、あと一つ挙げたいのが当時3階級王者で長谷川穂積選手をKO破った超強敵モンティエルとのビッグマッチでしょう。

ドネア選手が3階級制覇をかけたこの一戦ですが、簡単にはいかないだろうとも言われた戦前の予想とは裏腹にドネア選手は2RTKOで衝撃的な左フックで勝利をおさめ、史上2人目自身2度目の「ノックアウト・オブ・ザ・イヤー」を獲得したのです。

ドネアvsモンティエル

非常に注目度の高かったこのビッグマッチで、ボクシング史上に残る勝ち方で勝利を収めたドネア選手はレジェンドの仲間入りを果たすのです。

【S・バンダム級】 

その後、S・バンダム級のタイトルも獲得し4階級制覇を成し遂げたドネア選手は、最高峰の舞台カルフォルニア州カーソンで同階級のWBC名誉王者の西岡利晃と戦います。

あの伝説的な選手のラファエル・マルケス選手とも戦ったこともあり勝利を収めた、試合巧者でもあった西岡選手ですが何もさせず一方的な試合で9RTKO勝利を収めたのです。

Nonito Donaire Vs Toshiaki Nishioka Highlights

試合結果はどうなる?伝説を作るか、それとも…・・

「ライトフライ、S・フライ、バンダム」の3階級王者の井上尚弥と、「フライ、S・フライ、バンダム、S・バンダム、フェザー」の元5階級制覇王者のレジェンドノニト・ドネアのこの一戦ですが、個人的には井上選手が99%勝つと予想しています。

もちろん、閃光ともいわれたスピードと悪魔的なカウンターを持っていたモンティエル・西岡選手を倒した全盛期のドネア選手ならば話は違っていたでしょう。

しかし、36歳となりあらゆる面で落ちてきたドネア選手に対して、数ある強敵たちを圧倒的な実力でねじ伏せてきた隙のない、年齢的にもこれからな井上選手が負けるという事は油断がない限りは予想できません。

井上選手はすべてのパンチが規格外で、速く、当て感ももっていて、それでいて距離感、ディフェンス能力に関しても超トップクラスであり、正直まともに戦えるのはロマチェンコ選手ぐらいかなと思わせるぐらいです。

もちろん、ドネア選手も左のカウンターは威力は健在で井上選手ともいえどまともにもらうと危険でしょう。

しかし、対策を完璧に練り、そのパンチを貰う事のなく自分のパンチを当て勝つのが井上選手だと思っています。

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