【”年間最高試合”?】WBSS決勝:井上vsドネア戦を振り返る

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世界中が注目した一戦WBSS決勝:井上vsドネア戦は3-0(117-109・116-111・114-113)で井上選手の12R判定勝利で幕を閉じました。

マクドネル戦、パヤノ戦、ロドリゲス戦、と3RもかからずにKO勝ちしていた井上選手でしたから、当然キャリアのピークが過ぎたといわれていたドネア選手相手にも早いラウンドでの決着があるのではないか?と正直私自身も思っていました。☟

ガッツリ予想が外れましたね(笑)

大差の判定勝利とはなりましたが、井上選手が負ける可能性も大いにあった試合でした。

では、早速年間最高試合という声も挙がっている伝説の一戦を私なりにまとめてみました。

井上選手、ドネア選手、それぞれのターニングポイントとなったR

(井上)うまく行き過ぎた序盤戦~1-2R前半

ドネア選手のパンチもきちんと見切り、ドネア選手がパンチを返したところに、左を合わせてドネア選手がふらつかせた場面でした。

後に本人も言っていましたが、この1-2R前半までが上手く行き過ぎたのが、次に紹介するターニングポイントを生んだと思います。

(ドネア)伝家の宝刀左フックが井上の顔面をとらえる~2R後半

この試合、井上選手が一番警戒しないといけなかったのが、ドネア選手の左でした。

ですが、比較的パンチが当てれていたというのもあって、井上選手に僅かですが油断ができ、そのすきを見逃さず、ドネア選手は得意の左フックを井上選手の顔面に見事ヒットさせました。

幸い、ダウンとはなりませんでしたが、このパンチでキャリア初、井上選手の右のまぶたを切ることとなり、明らかに井上選手は冷静さを失っていました。

この、1つのプレーが井上選手が苦戦した、ドネア選手が善戦した大きなポイントとなったシーンでした。

(井上)再度ドネア選手をぐらつかせた右~5R

目をカットしながらも、井上選手は右目を時折グローブで隠しながら上手く戦い、再び5Rには強烈な右ストレートをドネア選手のあごにヒットさせ、ぐらつかせました。

ですが、ドネア選手には2Rで貰った強烈な左フックがあるので、うかつに前に出れず、ダウンを取るとまではいきませんでした。

(ドネア)狙っていた右ストレートで井上選手をぐらつかせる~9R

8Rあたりから出血が目立っていた井上選手に対してドネア選手は狙っていた右ストレートを見事井上選手にヒットさせ、ダウン寸前まで追い込みます。

この時、井上選手はクリンチで逃れるのですが、これまで井上選手がクリンチをするというのを見たことがなかったので(キャリア初)正直この瞬間は、ヤバイと思いました。

ドネア選手としても、ダウンを取る、またはKO勝ちする絶好の機会でしたが、その後は井上選手にうまく対処され、この試合の最大のチャンスを逃しました。

(井上)息を吹き返した後半戦、そして幻のKO~11R

9Rでもろにパンチを受け、ダウン寸前まで追い込まれた井上選手でしたが、そこから息を吹き返し、10Rには何度もパンチをヒットさせ、徐々にドネア選手を追い詰めていきます。

そして11R、ついにこの試合初の、これまであまり打ってこなかったボディで、見事ダウンを奪います。

正直、倒れていないのにレフェリーが止めていたり、明らかに長い10カウントで、物議をかもしたこのシーンですが、ドネア選手にとってはKO負けにならなくてラッキーなシーンでした。

試合を総括して見る、課題と大きな収穫

総括

この試合を、私なりに感じたTPで振り返りましたが、総括すると、ドネア選手が強かった、コンディションを全盛期近くまで戻してきたのは見事というほかありませんでした。

12R判定までいきましたが、各ラウンドの高度な駆け引き、移り変わる主導権、そして両者の技術の高さが見えたこの試合は、普段ボクシングを見ない人たちでさえも惹きつけることのできた最高の試合となりました。

この試合の反響はものすごく、年間最高試合になるのではという声があらゆるところから挙がっています。

そして、その可能性は大いにあるでしょう

課題と大きな収穫

この試合で見えた課題としては、僅かな油断です。

キャリア初というのも驚きですが、まぶたをカットにより、井上選手の強みであった冷静さ・抜群の距離感を失い、危ないパンチをいくつももらっていました。

9Rの貰ったシーン、もしドネア選手がカウンター狙いではなく、スパートをかけていたら、どうなっていたかは分かりません。

そして、それを生んだのは小さな油断でした。

これから、よりキャリアと実力を兼ね備えた選手と井上選手は戦うと思いますが、負けるとしたら、この油断にあるでしょう。

そして、収穫としては、あらゆる面で起きたアクシデントにも負けずに、対応し勝ち切ったという点です。

懸念されていたタフネス力に関しても、問題ないという事を見せつけました。

この試合、井上選手の弱みが多く出た試合でしたが、それと共に、それを克服した試合でもあると思っています。

この収穫は大きく、より井上選手を高みに押し上げる大きな大きな試合であり、これからのボクシングキャリアにおいて大きなターニングポイントとなるものでした。

これから先、より強くなった井上選手に期待するばかりです。

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